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一旦着替えて昼飯を食べるために食堂に向かう。
またじろじろ見られてる。
ウザイ視線を無視して4人で雑談しながら昼食をとる。
食後のコーヒータイムをゆっくりしていると春兄から連絡がきた。
寮に戻ってきたというので食堂にいることを言ったら春兄はまだ食べてなかったらしく食堂に来るとのことで待ってることにした。
春兄はすぐ食堂にきて俺たちを見つけると昼食を持ってこっちにきた。
「春兄さっきぶり♪」
「君たち目立つからすぐわかったよ。」
瑞樹たちを紹介して春兄も自己紹介し終えたところで瑞樹たちは部屋に戻った。
「久しぶりに春兄に会えて嬉しい。相変わらずかっこいいね♪」
「俺もアキに会えて嬉しいよ。ところでなんで教えてくれなかったの?ここに入ること。」
「春兄だって教えてくれなかったじゃん。」
そう言って俺がむくれると春兄が罰の悪そうな顔をした。
「ごめん。アキが寂しがるのわかってたし、俺も寂しかったからいつ言おうかって思ってグズグズしてたらタイミングを逃した挙げ句母さんにばらされちゃって・・・。」
「じゃあなんでなかなか帰ってこなかったの?俺に会いたくなかった・・・?」
「ち、ちがう!!そうじゃない!勉強とか生徒会のこととかで忙しくて!」
「そっか・・・。ならよかった!」
たぶん俺今涙目だなぁ。
うん、本気で会いたくなかったとか言われたら中退して帰るとこだった。
「そうだ!おばさんに春兄と写真撮って送れって言われてたんだった。それ食べ終わったら一緒に撮ろ。」
「わかった。ちょっとだけ待ってて。」
春兄がモグモグしてるー!!!
可愛い~。
あ~もう食べ終っちゃう。
「よし!いいよ。」
「じゃあ撮るよ~。」
カシャッ
「うん、いい感じ。ほら。」
「俺はよくわかんないけどいいんじゃない?」
「じゃあおばさんに送っとくね~。」
「こういうの普通は息子が送るんだろうけどねw」
「あはwまぁ頼まれたの俺だし。」
春兄とのツーショゲット~!
ていうかずっと視線がうるさい!!
「春兄モテすぎじゃない?さっきからずっとチラチラ見られてウザイ。」
「俺じゃなくてアキだと思うけど・・・。」
「俺?なんで?」
「だってアキ美人だから・・。」
やだ!
春兄に美人て言われちゃった。
「そ、そお?」
「うん、前は可愛かったけどなんかすごい綺麗になった。男に言うのもなんか変だけど。」
「あ、あり、がと・・。嬉しい。」
わぁ~今絶対顔赤いんだけど!!
てか春兄もなんか照れてるし。
なんてイチャイチャしてたら邪魔された。
「白藤~ちょっといいか?」
「あ、琴平先輩。なんでしょうか?」
「お、なんか美人がいる~。1年?こんな美人いたか?名前は?」
「く、黒川です。」
「あ~お前が噂の。へぇ~ほんとに綺麗な顔してんなぁ。」
噂って何!?
「こ、琴平先輩。俺に用事なんですよね?アキ、じゃあまた連絡するから部屋に戻りな。ほら、早く。」
「え?うん、わかった。」
「黒川くんまたね~。」
なんか春兄最後めっちゃ早口だったけど。
まぁ俺がいても邪魔になるだけだしね。
てか寮長やっぱチャラいな。
さて、じゃあ部屋に戻るか。
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