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今日はもうやることないしどうしようかな?
部屋に戻ると瑞樹がいない。
総一のとこか自販機にでも行ってるのかな。
とりあえずお茶をいれてほっと一息つく。
はぁ~やっと春兄と話せた!
久しぶりの春兄マジ最高。
好き!!!!
なんかもうますますカッコイイし色気がヤバい!
鼻血出そう。
春兄が飯食ってるのなんかエロかったしね!
こっちがご馳走さまだよね。
何気にちっちゃく『いただきます』と『ごちそうさま』してるのとかくそ可愛いし。
春兄に会った余韻に浸ってるとスマホが鳴った。
あ、春兄からだ。
『アキ、さっきは追い出すみたいにしてごめんね。ほんとはゆっくり話したかったんだけど、また今度ね。』
『琴平先輩との話終ったの?』
『終わったよ。』
『じゃあ俺の部屋来ない?同室のヤツがいなくて暇なの。春兄が忙しくなければ。』
『とくにすることないしいいよ。部屋番号は?』
『205。待ってるね。』
そう言えば昨日のプリンがまだあったはず。
春兄に食べてもらお。
甘いものは好きだったよね~。
ドアの叩く音が聞こえた。
ドアを開けるとやっぱり春兄だった。
「どうぞ~。」
「おじゃまします。」
「コーヒーと紅茶どっちがいい?」
「じゃあコーヒーで。」
「わかった。じゃあ座って待ってて。」
プリンとコーヒーを準備して持ってく。
「おまたせ~。」
「プリン・・・?」
「うん、昨日暇だったからミニキッチンかりて作ったんだ~。」
「アキお菓子なんてつくれるんだ?」
「まぁね~。料理もそれなりにできるよ!作るの好きなんだよね。」
「へぇ~知らなかった。いただきます。」
「どう?」
「・・・うまい!アキすごいね~お店のみたい!」
いやん、目がキラキラしてるかわええ。
「よかった~。まぁでもプリンはそんな難しくないしこれくらいなら誰でもできるよ。」
「そんなことないよ!すごく美味しい。ありがと。」
春兄に食べてもらえて美味しいって言ってもらえて幸せ~。
「あ、そうだ、アキ、琴平先輩には気を付けてね。あの人手が早いから…。」
「うん、そんな感じした。興味ないからあんまり近づかないようにするよ。」
「驚かないの?・・・てかアキはその、あ、あの、男同士ってさ・・抵抗ないの?」
「え?うん、全然。だって俺もそうかもだし。母さんとかおばさんとか知ってるよ?春兄こそその辺どうなの?」
おや、春兄がびっくりして固まってる。
「・・・アキ、お前・・そ、そうなのか?」
「うん。で、春兄は?」
「びっくりした、けど、そうか…。いや、俺もそこは気にしないというか自分でコントロールできる訳じゃないしね。」
そう言って困ったような悲しいような顔をしてた。
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