エピソード0

3/10
前へ
/70ページ
次へ
俺が春兄への恋心を自覚したのは小6のとき。 そのくらいの年になると誰が好きだとかって話しをするようになってきて、自分はよくわからないなぁと思ってた。 そんで好きってどんな感じって聞いてみた。 笑ってくれると嬉しかったり、一緒にいるとドキドキしたり、もっと一緒にいたいって思ったり?とか言ってた。 そのとき一瞬春兄が頭に浮かんだ。 その日の帰りに家に入ろうとしたところアキって呼ばれて振り向いたら笑って手を降る春兄がいた。 それを見たときぶわって一瞬にして体温が上がる感じがした。 それからいつも通りうちで一緒に飯食ってウダウダしたり宿題見てもらったりしたけどずっとドキドキしてて、でもそれが嬉しくて幸せだと思った。 そこであぁ俺はずっと春兄が好きだったんだなって自覚した。
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加