エピソード0

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それから何事もなく1年が終わり俺が2年、春兄が3年になった。 春兄はいつの間にか彼女と別れてた。 そして受験勉強が忙しくなるからってことで春兄と会える日がどんどん減っていった。 寂しいけど家も近所だし会おうと思えば会えるし受験が終われば今まで通りに戻ると思ってた。 俺は家から通える高校に行くものだと思ってたからどこを受験するとかって全然聞くつもりなくて、決まったら聞こうと思ってた。 この時にきいてれば少しは心の準備ができたかもしれないのに。 春兄が希望校に合格したっておばさんが報告にきてくれたときに初めて聞いたんだよね。 そしたら親もおばさんもえ?って顔してあんた聞いてなかったの?って言われた。 そしたら母さんがだから大人しかったのかと言ってきた。 俺の方がは?ってなって聞いたらなんと同じ県内ではあるけどだいぶ離れたとこにある進学校で有名な全寮制の男子校だった。
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