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「それでぇ、これからどうするのぉ?」
「は、はい! 警察署が襲われているらしいので救援に行きたいのですが!」
「分かったわぁ。 ならこのまま行くわねぇ」
「へ? きゃあっ!」
「な、なんだ!?」
車を支えたままスカーレットさんは途轍もないスピードで空に羽ばたく。
雲より上に出たのか太陽が近い。
「場所はアレンに聞いてるからぁ、このまま直行するわねぇ。 掴まってるのよぉ」
スカーレットさんがそう告げるとルーシェさんは車上に片ヒザをつかせ、私達は取っ手を掴み。
「は、はやっ!」
「ひゅー! まるでジョット機だね!」
車では出せないスピードで空を駆けるのをその身で感じた。
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