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 その質問も酷く扇情的だった。俺は、答えられず首を傾け、ツンと尖った胸の突起を舐めた。ユウの肩が内側に入る。刺激から逃げようとする仕草。  敏感なんだね。 「ますますエッチだね」 「ヒロ君こそ」 「……ユウ……」  想いを告げようとした時だった。携帯の着信音。メールじゃない。電話の方だった。メールの返事がないから、痺れを切らしたのか、六回鳴って留守電に切り替わったのに、また鳴り出す携帯。 「……ふーっ……。ごめん。楠木だ……」  ユウは調理台にぴょんと腰を乗せ俺の後頭部を引き寄せ腕の中に閉じ込めた。頬に当たる素肌。ユウの温もり。 「出てもいいよ」  俺の頭に頬を乗せて言った。  この体勢で話せと? なんてエッチな電話だ。  通話ボタンをタップして携帯を耳に当てる。 「もしも……」 『あーーー! やっと出たよ~~~! もおお~! なんだよぉぉ~!』  電話の向こうで声がした途端、ユウが頬をスリスリ頭に擦りつけてくる。 「あは。ごめん、その、ちょっと、部屋を掃除とか、ビール買いに行ったりバタバタしてたんだよ」
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