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 怖いくらい、まっすぐな瞳。  嘘も本当もユウにはないのかもしれない。  その好きは最初に言った「好き」と違うの? 同じなの? そんなことを考える俺は女々しいのだろうか。夢を見すぎなのだろうか。  あの猫もそうだった。  家族の誰より俺に懐いてた。一番好きみたいに。いつも夜になると俺のあとをついてきて、ベッドに潜ると一緒に眠ってたのに。 「……どうやって抱けばいい? 教えてくれる?」 「教えるもなにもそんな変わらないけど……俺がしよっか?」 「え……」  ど、どゆこと?  顔面蒼白になってる俺に、ユウはまたゆっくり顔を寄せキスしてきた。二、三回唇を啄み、舌を入れてくる。 「んっ」  深い口付けをしながらユウは調理台から降り、スウェットの中に手を入れた。今度は直接握られ、腰がビクンと震えてしまう。  優しく握り動かす柔らかな手のひら。もう十分立ち上がってしまっている息子。ユウは手を返し握り方を変え、親指で押し上げるように扱いてくる。 「……っ」 「ヒロ君の、熱い」  嬉しそうに囁き舌を絡め、内頬を舐めたり上あごをくすぐる。口内がお互いの唾液で潤い、扱かれているモノも濡れた感触に包まれる。  ユウの親指はそこをくるくると回転し、零した液体を塗り込め更に湿らせていく。腕に添えられていた手が下がり、スウェットのゴムに指を掛けた。  ズボンを下ろされちゃう? 「……っ、待って。俺、無理っ……いきなりハードル高すぎるよ……」 「そうでもないよ?」 「そ、そうでもないって……」 どうやらユウはいきなり女役だったらしい。
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