出会い

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a2ee42ff-51f2-4917-a231-ed444b5162e3「ブッ…クク…流石だな…」 「わんちゃん、わんちゃん」 真澄の言葉を聞き、可笑しそうに笑う要と司。 が、匡は怒りもせず呆れた顔で二人を見た。 「…ま、良いけど…そうだね~、今は『当たらずとも、遠からず』と言っておこうかな。 おいおい、話してあげようね」 目の前に差し出された、大きな手。 「クラスメイトの“よろしく”の挨拶の握手だぜ? これなら良いだろ?」 要達に目を向けつつ、真澄に笑顔を向けて来た。 清水寄りの厳つい、意思の強そうな顔立ち。 フワフワの見た目から柔らかそうな黒髪に、黒曜石の様な瞳。 「はいっ!よろしくお願いします!」 「食いつき良いな」 「俺達の時だって、こんな事ね~」 差し出された手を速効で握り返す。 と…左右から拗ねきった声が聞こえて来た。 「何だ、お前達。図体は一人前のクセに、ガキみてぇに拗ねやがって。 好きにさせてやってるんだ、それぐらい我慢しろ」 二人の様子に清水は可笑しそうに笑いつつ、声を掛けてくる。 「「はい…」」 拗ねたままであるが律儀に返事をする二人に、他の生徒達は俯き肩を震わせていた… 「でもイイや、部屋は隣同士だし」 「そうだな」 司の言葉にドヤ顔になる要。 「…晃に聞いてたけど… お前等さ、一体、何を競ってんの…」 要達の顔を見た匡は呆れた顔で溜息をついた…
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