出会い

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要と司は翌日からの真澄と生徒達の関わり合いについて、どうやって行くかを話し合った。 漸く話が纏まり…司が掛け時計に目をやった。 「お、23時か。んじゃ、帰る」 「おやすみ」 「また、明日。…入るぞ~…お?」 司は真澄の部屋に続くリビングのドアをノックした。 が…返事は無い。 「もう寝ちまったか?」 ドアを開け、リビグへと足を踏み入れる。 「電気付けっぱなしじゃんか…って…こらこら…」 司が困った顔をしたのは… 如何にも風呂上がりの様子の真澄が、ソファーでうたた寝をしていたからであった。 上はタンクトップに短パンの出でだち。 髪は乾かす途中なのか、バスタオルが首に掛かっている。 「どうした?」 「疲れたんだろうな。 如何にも“寝落ち”って感じがする」 後ろから聞こえてきた要の声に司は振り返りもせず返事をし、真澄を横抱きに抱え上げた。 「…このままだと、風邪ひいちまう」 要は寝室のドアを開けてやり、寝かせやすいようにベットの布団を折りたたんだ。 「小さな子だ…」 体に目をやり、布団を掛けながら要は呟いた。 「だが…俺等とは全然、違うな」 「ああ…矢張、“女の子”らしいな…」
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