駅近物件に住みたくて。

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そこには、けっして規模が大きいとは言えないけれど、神社が 建っていた。 「ウチは神社なんですよ」 「そのようですね」 「驚かないんですか?」 「今、Wワークとか、珍しくない時代じゃないですか。だから、別に」 「『ワーク』ねぇ。ま、こちらの方は『ご奉仕』ですから。 八木さん、あなたにも、これから『ご奉仕』していただくことになります けどね」 ジャケットのボタンに手をかける、社長。 「ほ、奉仕?」 いぶかしげに社長を見る、瞳。 「私にも脱げ、と?」 「いやいや、期待させてしまったのなら、すみません」 余裕ありげにフフッと笑ってみせる、社長。 「私、ちょっと着替えてきますので、少々お待ちください」
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