八の日

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八の日

聖恩教会は、龍宗聖人の息子、龍弘(りゅうこう)聖人が後を継いだ。 昔は八がつく日に、皆が集まって修行(業)をしていたらしい。 時代は変わり、今は、毎月一回、第四週の土曜日か日曜日に、細々と集まっている。 昔からの信者の方々は高齢化で、年々、参集する面々は少なくなっている。 いったいぜんたい、いつまで、八の日が続くのだろうか。 聖恩の神々のみぞ知るであるが、今日もわたしは、八の日に向かう。 今の聖恩教会は、東京の根岸から、埼玉の新座市野寺というところに移転した。 閑静な住宅街の中に、聖恩教会はある。 まさかこんなところに、祈りの場があるとは、誰が想像するだろうか。 八の日は、お昼くらいに集合して、お経を読む。 時間にして、だいたい30分くらいか。 祈りを捧げたら、お昼ご飯をごちそうになり、お話(雑談)して、八の日は終了だ。 聖恩の神々は、わたしに何をお望みですか。 7年前、わたしは邪神(魔)に取り憑かれて、我を失いかけました。 心も身体もコントロールされて、おかしくなって、飛べると思って、思わされて、高いところからダイブした。 普通だったら、死んでもおかしくなかった。 聖恩の神々は、わたしを助けてくださった。 生かされた命、これからどう恩返しをして行くか。 わたしの第二の人生、旅は始まったばかり。 あれから、7年。時の流れは早いものですね。 今振り返ると、よくここまで復活したなと、自分で自分を褒めてあげたい。 後遺症か、いっときは、読み書きが、うまくできなかった。 おかげさまで、だいぶ戻ってきまさした。感謝! 聖恩教会がなかったら、わたしはここまで早く回復することはなかったのではないか。 龍弘聖人に感謝である。 守(護)ってくださった龍宗聖人に感謝! 聖恩の神々に感謝! 御守(護)りくださって、ありがとうございます。いつもありがとうございます。 聖恩の神々は、わたしに何をお望みですか。 生かされた命、わたしにも何かできることはあるかもしれない。
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