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4、食事処
駅を出た私達は、近い所でお店を探す事にした。
何故なら、彼女と俺は帰る方向が違ったので、単純に近場を選んだだけだ。
「何が要望はありますか?」と、尋ねると
「食べて、飲める所がいいです」と、結構、大胆な答え。
「そう、お酒好きなんだ」
「はい、ビールと日本酒です。ワインも」と、舌をペロッと出した。
「へえ、何でもイケるんだ。じゃ、あの、路地裏にある焼き鳥 居酒屋はどう」
「焼き鳥、大好きです」と、左こぶしを胸の前で握った。
「じゃ、そこにしよう」と、場所は決定した。
駅前のロータリーを左回りで反対側にまわり、初めの路地を入った。
路地から、4件目が目的の焼き鳥居酒屋だが、結構人気があり、夕方の開店前から客が並んでいたりする。
今日はどうだろうか、一抹の不安を抱きながら、店の前まで来た。
暖簾をくぐると、威勢のいい「いらっしゃいませ」の声。
店内を見渡すと、結構、混んでいる。
すると、
「お二人様ですか? カウンターで良ければご案内できます」と、声をかけられた。
彼女を見ると、左手でOKサインを出している。
店員の女性に案内された所は、焼き鳥を焼いている前の席だった。
この店は、何回か来店した事はあるが、この席は初めてだ。
二人は並んで、カウンターに座った。
カウンターは、隣の二席を残し全部埋まっている。
テーブル席も、予約席と一般客で満席の様だ。
「結構、混んでますね」と、彼女
「ここ、来た事ありますか?」と、俺
「初めてです。いつも、降りてるんだけど、裏路地はちょっと」
「そうだよね。女性一人で焼き鳥屋はちょっと勇気いるよね」
「そんな、歳でもないんですけどね」と、又ペロッと舌を出した。
「生でいい」と、言うと
「ですよね。やっぱり、初めはビールが
一番」と、嬉しそう。
「焼き鳥で、好きな物とか苦手な物とかある?」
「お任せします。あ、じゃ、レバーを入れてください」
「了解」と、言って店員に生+数点×2を
オーダーした。
すぐに、生が出てきた。ジョッキも冷えていて申し分ない。
「じゃ、どうも」と、俺が言うと
「いただきます」と、彼女は言ったと同時に、1/4一気にいった。
結構、豪快な飲み口に正直、見とれた。
それを見ながら、俺もジョッキに口をつけた。
この席は、目の前で焼き鳥を焼いている。ガスコンロではなく炭火だ。
その為、臭いと煙が前のカウンターを
包み込む。
なるほど、カウンターで空けているのは、この理由なのか。
洋服に焼き鳥臭が付くのが嫌なら、避けたい場所だ。
それでも、彼女は目を丸くして、焼いている色々な焼き鳥を見ている。
「はい、ビールと日本酒です。ワインも」と、舌をペロッと出した。
「へえ、何でもイケるんだ。じゃ、あの、路地裏にある焼き鳥居酒屋はどう」
「焼き鳥、大好きです」と、左こぶしを胸の前で握った。
「じゃ、そこにしよう」と、場所は決定した。
駅前のロータリーを左回りで反対側にまわり、初めの路地を入った。
路地から、4件目が目的の焼き鳥居酒屋だが、結構人気があり、夕方の開店前から
客が並んでいたりする。
今日はどうだろうか、一抹の不安を抱きながら、店の前まで来た。
暖簾をくぐると、威勢のいい「いらっしゃいませ」の声。
店内を見渡すと、結構、混んでいる。
すると、
「お二人様ですか? カウンターで良ければご案内できます」と、声をかけられた。
彼女を見ると、左手でOKサインを出していた。
店員の女性に案内された所は、焼き鳥を焼いている前の席だった。
この店は、何回か来店した事はあるが、この席は初めてだ。
二人は並んで、カウンターに座った。
カウンターは、隣の二席を残し全部埋まっている。
テーブル席も、予約席と一般客で満席の様だ。
「結構、混んでますね」
「ここ、来た事ありますか?」
「初めてです。いつも、降りてるんだけど、裏路地はちょっと」
「そうだよね。女性一人で焼き鳥屋はちょっと勇気いるよね」
「そんな、歳でもないんですけどね」と、又ペロッと舌を出した。
「生でいい」と、言うと
「ですよね。やっぱり、初めはビールが一番」と、嬉しそう。
「焼き鳥で、好きな物とか苦手な物とかある?」
「お任せします。あ、じゃ、レバーを入れてください」
「了解」と、言って店員に生+数点×2をオーダーした。
すぐに、生が出てきた。ジョッキも冷えていて申し分ない。
「じゃ、どうも」と、俺が言うと
「いただきます」と、彼女は言ったと同時に、1/4一気にいった。
結構、豪快な飲み口に正直、見とれた。
それを見ながら、俺もジョッキに口をつけた。
この席は、目の前で焼き鳥を焼いている。コンロではなく炭火だ。
その為、臭いと煙が前のカウンターを包み込む。
なるほど、カウンターで空けているのは、この理由なのか。
洋服に焼き鳥臭が付くのが嫌なら、避けたい場所だ。
それでも、彼女は目を丸くして、焼いている色々な焼き鳥を見ている。
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