あとがき

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 お酒も飲めないイチ読み専の私が、BARを舞台にエブの有名な小説に関する小説を、自身の処女作として書く。  そこに打算的なブランディングがあったのは事実です。認めます。ごめんなさい。  でも、間違いなく自分では面白いだろうと思って考えの種を世に生み出した作品で、その種を先程あげた皆様やたくさんのお友達そしてこの拙い作品を愛してくれる読者の皆様が芽吹かせ育ててくれたのだと思っています。  これは感激しかない。本当にありがとうございました。  そして、この物語はまだまだ続いて、いつか素敵な花が開く、と信じたいです。  ◇  ある地方都市。ひっそりと営業しているCafe & Bar『短編堂』。  店内の棚には数百冊の文庫本が並び、カウンターに読書の為のライティングが施された、ちょっと変わったお店。  引き寄せられるようにここに辿り着いた人々は、それぞれ一冊の運命の短編小説に出会う。  悩める人間と短編小説が織りなす、エブリスタ内連作短編ビブリオ小説。  ◇  登場人物である琴子。  バーテンダー、リタくん。  私の頭の中では、今も二人はカウンターで向かい合い、間に短編の文庫本を置いて語り合っています。  また皆様を「短編堂」にご招待できる日が来るのを、楽しみにしています。  2022.8.12  トコダ トコ
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