no.8

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no.8

さすがの蛇も魅せる蝶に惑わされっぱなしではなかった。 勇紀は小さな一美を抱きかかえると、そのまま、寝室のベッドに放り投げた。 一美の華奢な身体がベッドで弾む。 性欲に火をつけられた勇紀は、衣類を脱ぎ捨てると、それらで、精液ベトベトの一美の顔を荒々しく拭いた。 そして、貪るようなキス。一美に呼吸の隙さえ奪う。 「んっ。はっ、は、う~ん。」 一美の鼓動は速くなり、下の方が感じ始める。さっき、勇紀のよがる姿を目の当たりにした時も、かってない興奮を感じている自分がいて、すでに下着は我慢の愛蜜で湿ってしまっていた。 昔から、一美は、強いものに惹かれる傾向があった。 初めて、マスターベーションをしたのも、戦隊ヒーローが戦うシーンだった。自分の容姿がコンプレックスとなっていたのかもしれない。 そんな、自分の変態さには、薄々勘づいていたが、誤魔化すように、誘われるまま、年上の女性に初体験を捧げた。その後も、年上の女からモテる一美は、その時々の流れに身を任せ、本来の自分には目もくれずに過ごしてきていたのだった。
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