蛇と蝶

no.9

可愛く美しい男に惹かれる勇紀と、強く荒々しい男に惹かれる一美が出逢えば、今まで、抑えてきた欲情は放たれ、二人、悦楽に墜ちるしかなかった。

勇紀の背中の龍は、強さの象徴。一美の眼差しは、うっとりと悦に入っていた。

一美は、勇紀から脱がされるのを待つことなく、一枚、一枚、衣服を自ら、剥ぎとった。

白い肌とピンクの乳首が露になると、勇紀は、頭を軽く振り、ため息を吐いた。

勇紀の舌が一美のびんびんに勃つた突起物を刺激する。噛んだり、吸ったり、それへの執着は止みそうもない。

手は、器用に一美のペニスを擦ると、天使の口から卑猥な喘ぎ声が放たれる。

興奮絶頂の勇紀は、乳首から舌を一美の尻の窪みに移すと、まだ、未開発のその部分を舐め回した。

一層、一美の喘ぎ声が激しくなり、身体がうねる。「いよいよだ・・・」一美の気持ちが昂る。

だが、一美の期待に反し、勇紀はピタッと行為を止めると、そのまま、淡々と、一美のモノを口に含み、口内であっさり射精させてしまった。