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嫌だと思う時間に限って早くくるもので、放課後になり、俺は玄関に向かっていた。
「(本当にどうしよう。僕、喧嘩とかそういうのできないし、殴られたりしたら死んじゃうかもしれない。あぁ、まだ死にたくないなぁ…)」
現実逃避をしても無駄で、玄関についた。俺に気づいたのか、話しかけてきた不良が手を振ってきた。俺はどうしたらいいか考えたけど、分からず、会釈をした。
「よぉ、朝ぶりだな。ちゃんときてくれて嬉しいぜ」
「はあ」
「なぁ、これからファーストフード行こうと思うんだけど、一緒に行くよな」
まただ。聞いてるようで聞いてない。何より圧すごい。
「はい」
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