神魔大戦

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神魔大戦

 異世界ゴッドサーガは滅亡の危機に瀕していた。  魔王ヴァルザ・ベルベットの侵略に伴い  魔力の源であるエーテルとマナは瘴気に汚染され  人と獣は魔人や魔物と化し  村や町は破壊され、跡形もない。  闇の時代。  人々はそう信じて疑わなかった。  八人の英雄が現れるまでは。  彼らは火、水、風、地、雷、氷、闇、光の各魔法属性の最強の魔法使い達で構成されている。  英雄達のリーダーの名前はシャイニング・クロスロードといった。  彼らは天器と呼ばれる武器を所持していた。  天器は神様の武器でそれ一つで一国を滅ぼせると言われている。  天器を振るう者は  辺りを焼き尽くし  洪水を流し     かまいたちを巻き起こし  大地に地割れを発生させ  雷よりも速く動き  氷山を砕き  昼を暗闇に染め上げ  世界を閃光によって明るく照らす。  八人の英雄は八つの天器と共にヴァルザ・ベルベットに総攻撃を仕掛ける。  戦いは三日三晩続いた。     この戦いは神魔大戦と呼ばれ、後にゴッドサーガの歴史に名を残す事になる。       その末八人の英雄は全員戦死し、輪廻転生した。  そして、ヴァルザ・ベルベットは瀕死の重症を負い、永き封印の時を過ごす事になる。  それから、千年の月日が流れた。     ヴァルザ・ベルベットの支配下にあった闇の勢力が蠢きだす。  それを感知した八英雄のリーダーであるシャイニング・クロスロードの魂も今、長い時を経て動き出ぞうとしていた。
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