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「……同窓会?」
聞き馴染みのない言葉に頭が冷めてゆくのを感じる。
「確か28日の土曜日だったやんなー! 大阪駅集合やっけ?」
この寒さは、冷たすぎる秋風のせいでは間違いなく無い。
「あー……だった、かな?」
「今度のは結構来るらしいし。せや、高橋は幹事の一人やったやんな?」
「へぇー。そーなんや」
「思い出したらメッチャ楽しみになってきた!」
草加は満足げな笑みを浮かべている。
「じゃ、また同窓会で!」
というと、草加は満面な笑みのまま改札へと消えていった。
あーあ。やっぱり
駅前で《あの時》、足を止めてればなぁ
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