手嶋さんVS執事

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「そ、そうですね」 と桜子が言ったとき、今、杏太郎が出て行ったばかりのドアの向こうから甲高い女の笑い声が聞こえてきた。  それはドアの前を通り過ぎていったが、桜子は何故だか、ぞくりとしていた。  なんだろう。  嫌な記憶が蘇りそうなんだが……、と思いながら、桜子はその白いドアを見つめる。
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