第三話 スタジオに行くんだから

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11時位になったのでコレから向かえば丁度12時過ぎには到着するかな?と思いながら 準備したお弁当を大量に持って家を出た 「ここかな?、、、あ、中村スタジオ、ここだ、ん?中村スタジオ!?」 到着したのは12時 中に入り受付の人に朝啓太から預かったパスを見せて話をすると すぐに案内させますのでと言ってくれた。 少しすると、三枝さんが走ってこっちに来たから こんにちは、今日はお招きありがとうございますと丁寧に挨拶をしていると もうすぐ休憩になるのでどうぞこちらへと案内してくれた。 スタジオの中に入ると、カメラマンやスタッフさん達がバタバタと慌しく動いていたので 邪魔にならないよう端っこに立って休憩になるのを待っていると 15分ほど経った頃 やっと休憩と言う声が聞こえたので、現場監督さんの元へ行った 「こんにちは、愛馬啓太と、衛二がお世話になってます。」 そう伝えると、監督さんはニコッと笑いながら 「おお、あなたが2人のお兄さんで社長さんの愛馬修さんですね。 こちらこそ本当にいつもありがとうございます。」 印象は豪快な感じだけど優しい人、と言う印象だった。 すると声が聞こえて 「オサー!!」 声のする方を向くと、えーちゃんがこっちに手を振っていたので 監督さんに会釈をして歩いて向かった。 「えーちゃん!お弁当持ってきたよ。 、、、ほー、かっこいいね!髪型も服装もよく似合ってるよ。」 と、親指立ててグーのポーズをするとちょっと恥ずかしそうな顔をしていたが とりあえず三枝さんに皆さんで食べて下さいと2人分のお弁当を残して後は全て預けた。 すると、後ろから俺は?と言う声が聞こえたので振り向くと ガバッとハグをされたが、すぐに誰かは気付く。 「けーちゃん、苦しいよ、離してくれないと窒息が、、、」 そー言うと、パッと離れた .
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