第三話 スタジオに行くんだから

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大声で三枝さーん!けーちゃんを止めてくださーいと叫び、自分はえーちゃんを抑えるのに必死 撮影が中断してしまい バタバタしていると、そこに1人の男性が入ってきた 「やぁ、お疲れ様、みんな撮影は順調かい? 仁、お前も頑張ってるか?」 男性のその声と顔を見た瞬間に、周りの誰よりも先に、自分がプッツン、、、 ツカツカと歩いて行き、ニコニコしながら近づいて行くと 向こうもこっちの顔を見て何かに気付いたらしく青ざめた顔で立ち尽くしている パーーーーン!! 男性の頬を叩く音と共に、今までの笑顔はどこ行った?と言うくらいのキレっぷりで大声で捲し立てた 「中村ぁ!!正座ぁぁぁ!!」 いきなりなことに中村と呼ばれた男性は頬を押さえながら正座をする その行動を見たみんなも固まる 「こんな形で、中村に会いたくはなかったけど、なんでヒー君はあんなにひねくれちゃってんだよ!! 仁美さんはどーした!!」 「お、おい、、、一体何をキレてるんだよ修、、、仁が何かしたのか?」 そんな2人のやりとりにみんなは黙って傍観しているが、こっちはそれどころではなく 更に捲し立てるように今までの出来事を話した 「別に、、、自分が、何か言われたって気になんてしない、、、 けど!大事な家族が頑張ってるのを 馬鹿にされるのだけは何があっても許さない、、、 、、、それがお前の息子なら尚更だよ!! お前、ヒー君が生まれた時なんて言った? 馬鹿でも良いから、人様に迷惑かけない子に育てるつもりだって言ったの、、、覚えてるからな!」 流石にここまで捲し立てていると 周りも修と、このスタジオの社長との関係に気付く そこに冷静になったけーちゃんが 「オサ、中村社長と知り合いなの?」 そう聞かれて、笑顔なく答える 「同級生だよ、、、みんなが楽しく頑張れるスタジオを作りたいってのが昔からの夢だった、スタジオが出来たのは聞いてた、3年経っちゃったけど、スタジオに着くまで気付かなかったけど、そのお祝いも兼ねて三枝さんに誘ってもらったから来たのに、、、最悪だ、、、」 最悪、上を向いて普段の修の声とあからさまに違う本当に呆れている声、、、その一言で、場がシーンとなり 先程の怒りを抑えて話を切り出した修 「中村、コレは同級生としてではなく、同じ社長としての立場での発言だから、覚悟して聞いて、、、このスタジオに、今回限りうちの服はもう出せない」 まさかの一言 .
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