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啓太side、、、
オサの一言に場がざわつく
中村社長はオサの言葉に顔を青ざめさせて
それだけはと土下座をしているが
冷静になったのか、オサは子供のように頬を膨らませて知りませーんと言っている
するとオサがこっちを振り向いて
「、、、ヒー君、君ももう大人だから分かるよね?
仕事をする上で、自分が何をしたらどーなるのか」
その言葉に、苦虫を潰したような顔でこっちを見ていたが
中村社長が立ち上がり
仁の所まできて、殴った、、、
流石にオサも、モデルを殴らない!と怒ってはいたが
中村社長は本当に申し訳ないと必死に謝っていた
「仁!お前は愛馬社長に生まれた頃からずっとお世話になってるんだぞ!
七五三の時もお前が小学校に上がる時も、子供用のスーツを前社長に売り出したいと頼んでくれて、去年の成人式のスーツもそうだ!毎年誕生日に、服を作って家に送ってくれてるのも修なんだぞ!」
そう言われて仁はハッとしていた
「?!、、、いつも、来る度に色々な洋服を持ってきてくれてた、、、おーちゃん???」
そう言われて、フワッと笑顔になるオサ
先程までの怒りは何処行ったかの如く笑顔で、やっと思い出してくれたね?と仁のそばに行く
仁は思い出したかのように泣き出し
何度もごめんなさいと謝っている、、、
もう怒ってはいないオサが、立場上として
とりあえず2年間は服を提供しないと言う事で
中村社長と話をした。
本当なら二度と提供しないと言う事も出来たのだろうけど
そこは同級生としてそこまでは出来なかったらしい
優しいなぁと思いながらもオサに近づいて行き、後ろからハグをしながらニコッと笑うと
いきなりなことに驚いたのか
照れた顔をしながらニコッと笑顔を返してくれた
すると衛二も走ってきて、オサに前からハグをしながら
オサも怒るんだなぁなんて笑顔で言う
そんな笑顔でいると
カシャっと音がした。
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