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それから俺は店長のピエロのおかげで、無事、付き合う流れへ持っていけた。
ピエロ店長の事はいずれこ◯そうとは思っている。
付き合ってみると、ようやく彼女の全貌が明らかになってきた。
俺が思うより何倍も中身はしっかりした子だった。
見た目と真逆でかなり男らしい所がある。
見た目から入った事は否めないが、よくよく話してみると、とにかく気が合う。
音楽の趣味や食いもんの趣向まで。
なんだこれ。
珍しくすぐにのめり込んた。
聡美はというと、まだしつこいのが腹が立ってしょうがなかったけど、あおいはそれを上回るほど毅然とスルーしているから俺は少しホッとしていた。
あおい最高だわ。
これは俺たち結婚するな。
よし、あおいが20歳になったら即入籍はしておこう。
あとのことはまたその時考えればいーし。
俺はどんどん盛り上がっていた。
もちろん一人で。
寝ていても夢を見るほど、あおいの事しか考えていなかった。
一緒にいるだけで幸せで、毎日が楽しくてしょうがなかった。
ただ、そのかわり、心配で心配でたまらなかった。
好きすぎて他の奴らがあおいと話しているだけで腹が立つし、あおいに近寄ることさえ許せなかった。
分かってる、自分は異常だって。
でも感情を止められなかった。
毎日、嫉妬する自分と戦っていた。
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冷静さを失っていた俺は、あの日、人生最大のミスをおかしてしまった。
番外編おわり
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