Escort 流星

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「流星なんて、大っ嫌い!」 「そうかよ! だったら嫌いでいればいいだろ!」 私の言葉に、流星が本気で怒ったような顔つきで横を向く。 こんな風に言ったら、少しは気にしてもっとかまってくれるかもしれないと思って、あえて言ったことだったのに、私の思惑は大きくはずれてしまった。 「…何よ。ふつうホストとかだったら、嫌いとか言われたら、もっとやさしくしてくれたりするもんでしょ…」 お客である私に少しも媚びる様子もない彼に、文句をぶつぶつと口にすると、 「ふぅーん、おまえがどういうホストと付き合いがあったか知らねぇけど、 俺は、客に取り入ろうなんて、別に思ってないから」 流星が、まるで態度を軟化させる素振りもなく、素っ気なく私に言い放った──。
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