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見つからない
「嘘だろ、ない...あれがない!!」
高木は鞄やポケットを全力で探した。
しかし、全くあれが見つからない。
「くっそ...こんなに探しても見つからないなんて絶対におかしい....」
高木は額に手をあてて考えた。
しかし、やはり思い浮かばない。
「…うぅ、おかしい。おかしいぞ....」
原田はうなだれた高木を呆れた様子で眺めていた。
「いいじゃんか。そんなハンカチ一枚くらい失くしたって死ぬわけじゃあるまいしさー」
原田は高木の話しを聞きながらも高木の部屋に転がっている漫画を読みはじめていた。
「お前は馬鹿か!あれはただのハンカチじゃない...ミヨリンのサイン付きハンカチだぞ!」
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