エンジェルス・ラダー

エンジェルス・ラダーのその先が知りたくて

光の糸にしがみついて昇って行ったら

あらら おーきなおーきな蜂の巣がそこにありました

七色の体の蜜蜂たちが騒がしく働いている

そのまわりでエンジェルたちが

蜜蜂たちの集めた光の蜜をくるくる丸めて

ポーン ポーンと蜂の巣の中に投げ込んで遊んでいるのです

すると、蜂の巣の中から

銀色の光がチュルチュル地上に向かって
流れでていきました

「これか！エンジェルス・ラダーの正体は」

エンジェルス・ラダーのその先が知りたくて

昇っていくよ 光の糸を

トゥントゥントゥン

トゥントゥントゥン

キミの糸はG線

ボクの糸はA線

トゥントゥントゥン

トゥントゥントゥン

エンジェルたちの奏でるコンチェルトが朝の風に響くよ

トゥントゥントゥーン

やがて

お日様がぱっちり目を開けると

エンジェルたちは一人 また一人と ゆっくりと消えてしまいました

トゥントゥントゥーン

トゥントゥントゥーン