お金の願掛けは正直しんどい

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お金の願掛けは正直しんどい

吾輩は神である。 「神様」「仏様」その類である。 最近「お金」の願掛けが多い気がする。金品であったり商品の抽選であったり、そんなとこである。 金に関する神社は数多くある。歴史もある。 金の亡者になり果てた神官が更なる金儲けの為に何のご利益もないお札とかを売り捌いている。騙されるでないぞ、民よ。手を合わせればそれがしの声は吾輩に届いておるぞ。 だが、欲張りの多いことよ。 「宝くじが当たりますように」 まず買え! 買わないと当たりませんから! 買っても当たらない事の方が多いけど! 「パチンコで確定祭りのフィーバー起きますように!」 吾輩一切関係なくない?! それがしが台を見極めたら良いと思うぞ?! 「金ちゃんヌー○ルで一万円当たりますように」 5個食べてシール集めなさい。 「ガリガリ君が当たりますように」 周3ペースで食べてたら半年以内に一つ二つは当たるはず。 食べ過ぎたらお腹壊すからね。 「亡くなったお爺さんが生涯大事にしていた骨董品の壺があって、それを処分したいのだけど本当は価値のある物かもしれないと悩んでおります」 鑑定団の仕事ですね。お願いするとこ間違えてますよ。テレビ局宛に連絡入れて下さい。 お金の願掛けは後を立たない。 正直、しんどい。
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