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 指1本すら入りそうにない小さなつぼみを、指で撫でながら舌を這わせる戸川に、塩見の足指がきゅっとまるまっていく。 「指、入れるよ。ゆっくりするからね」  塩見の足をおろし、腰の下に枕を挟みこんでやりながら、戸川は再びローションのボトルを逆さまにした。とろりと透明な液体を手のひらにたっぷりと出し、それを全体に塗りこめていく。人差し指の腹をつぼみに当て、爪で傷付けないよう気をつけながら戸川は指を押しこんでいった。 「は……ぁ……ん、んっ!」  くぽっと指先が埋まり塩見が腰を跳ねあげる。 「痛くない?」 「ん、だ、大丈夫」  塩見の様子を窺いながら、そろそろと慎重に指を進め、根本まで埋まったところでローションを注ぎ足しゆっくりと抜き差しを繰り返す。透明だったローションが次第に白濁し、粘着質な音を響かせはじめ、戸川はごくりと喉を鳴らした。 「……すっげ」  だんだんとやわらかくなり、戸川の指をきゅっと締め付けてくる。奥のほうにある前立腺をそっと押すようにすると、硬く勃ちあがっている塩見のものがぴくりと揺れ、腹に先走りがツッとこぼれた。
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