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震える手は何も掴めず
頭に流れる血の音が聞こえる
このまま死ぬかと心に問う
このまま生きると分かっているから
あの日誰より輝いた彼奴
今では無縁無関係
きっと僕よりは、そう言い逃げるの
自分より上は見たくないから
謙虚や我慢は普遍的な美で
底辺に我儘な僕がいるので
逆三角の社会カーストで
結局僕は逆立ちで眺めて
エゴを棄てる奴隷の集いで
共に踊るのは馬鹿の生き方で
オンリーワンを主張するので
誰の世界にも入れられないので
気にすることさえなかった彼奴
今でも無縁無関係
もしや僕より、とさえ思えず
自分の世界に人はいないから
冷え込む朝に凍る指先
頭痛でも身体は起き上がる
やっぱり奴隷のように生きてる
このまま死ぬと分かっているから
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