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蛇と龍の伝説と異説
“蛇紋”というワードを発見したのは、異類婚姻譚について検索していたときのことです。
異類婚といえば神話や民話の中の話と思っていたのですが、いまやラノベでもメジャーワードだったようで※印の注釈をつける必要もないと知りました。
初めての小説は書き方が分からず、最初と最後だけは決まっているけど中間部や細部は検索しながら話を決めていました。(なんて恐ろしい)
“蛇”について、もう少し知識を深めようと図書館から蛇と信仰の本を借り、ネットと本を交互にながめイメージをふくらませていました。
ネットサーフィンをし続け、長野の「小泉小太郎伝説」にたどり着きます。※うっかりすると小泉孝太郎さんのページを開いてしまうのでご注意ください。
小泉小太郎とは、アニメ日本昔話しのオープニングで龍に乗る男の子のモデルになった人物です。
蛇と人との間に生まれた子または龍の子どもといわれ、かつて湖だった長野の松本盆地を陸地に開拓したと伝えられています。
昔のお話では、蛇と龍は同一視されることも多く、龍は川や水を表しているといわれています。ですから”龍を退治した伝説”は、暴れる龍(川)を治めたという意味らしいです。
開拓物語を龍として表現したようですが、個人的には生き物としての龍の話と思いたい。真相はどちらなのでしょう。
※古代の宇宙人という番組では、龍は宇宙船と解釈されています。
話を戻します。Wikipediaによると小泉小太郎一族の横腹には蛇紋のような斑点があったと記されています。蛇の子孫だから蛇模様が体にあるのだと思いきや、興味深い他の説も存在します。
古代日本を代表する海人、安曇族は海神”綿津見命”を祖とする一族であり、中国とも交易していました。安曇族は蛇(龍)の刺青をしていたといわれています。
安曇族は、長野の安曇野市に移り住みました。安曇野市は小泉小太郎が湖を陸地に変えたと伝わる松本盆地にあります。
“蛇紋”は刺青が勘違いされ伝説として残ったのかもしれません。
この安曇野市には以前から興味がありました。男女が寄り添っている道祖神が多数あるからです。
なぜ安曇野だけに男女の道祖神がたくさんあるのか? 長旅をする安曇族の道標になったのか、土地に残した妻や恋人を思って作られたのか想像がふくらみます。
この寄り添う男女の道祖神のイメージは、オカルト研究部シリーズの大塚未藍と奥宮蓮、二木龍と華乃の恋人像にも繋がっています。
※二木という名字が一番多いのは長野県です。
今回もネットサーフィンさながら、あちこちに飛び長くなりました。読んでいただき、誠にありがとうございます。
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