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はじめに・・・或いは『魔境』への入り口
某月某日・・・
匿川は焦っていた。
なんとなく焦っていた。
地味に焦っていた。
ある晩秋に半ば人外魔境と化していた自宅の押入れを片付けてほっとするのもつかの間、自身の『本来、片づけなければならないブツ』の中で、相当な幅を占めているものの存在・・・。
ヤツらに・・・そろそろ、目を向けなければなるまい・・・。
そう、それはそびえ立ったり寝かされたりしている匿川さん秘蔵(?)の『積みゲー』の存在である。
いつか遊びたい。
いつか遊ぶだろう。
これはきっと面白い。
今買っておかないと後悔する!
・・・毎度毎度、そう信じて買ってはみたものの、日々雑事に追われ気が付けばゲーム機もどんどん世代が変わり、気が付けば起動確認すらろくにしていないゲームまで出てくる始末・・・。
あ、箱series Xは購入予定です(←バカ
・・・これでは、いけない。
ついに、そして匿川は重い腰を「よいしょっ」とそれなりにテキトーに上げた!
それで『わしっ』と手に取るのがいきなりPSPの『グラディウス・ポータブル』だと!
やばい!いきなりふにゃふにゃゲーマーには難しそうだぞ!
そんなチョイスで大丈夫か、私!!
『大丈夫だ、問題ない(←箱つながりで、なんとなく)』
(続)
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