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目当てのコインロッカーの場所にたどり着いた。五段あるなかの真ん中の段がそれだった。ティムは鍵を差し込み、捻った。扉を開けると、中にはスポーツメーカーのビニール素材のバッグが入っていた。バッグはロッカーの中にしっかり収まるサイズではあったが、余計な空間を残すほど小さくはなかった。
ティムは「たかが報告書で、大袈裟な」と呟きつつ、違和感を覚えながらも鞄をひっぱり出した。カバンには中身がぎっしり詰まっているらしく重量があった。かなり重いというわけではなかったが軽くはなかった。
(続く)
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