(四)

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(四)

 酒田青年とティムの身元保証人として、横田から中高年の白人男性がやってきた、髪は白髪交じりのブロンドで、同じく白髪交じりのブロンドのあごひげを生やしていた。ビル・ドジソンと名乗るその男性は二人を車の後部座席に乗せた。  ビルが運転しながらティムにスポーツバッグを渡した。さらに酒田には「ロッカーに入っていたのはこれだろう」とSDカードの入ったケースが渡された。  酒田は「そうです、これです」と言った。  ティムはバッグのジッパーを開けた。そしてその中身を酒田に見せた。 「君がロッカーに預けていたのはこれだろう」  それを見て、酒田が興奮して「そうです! これですよ!」と驚きの顔を見せた。 (続く)
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