全ては秩序に帰す

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なんと、少女ツインズを筆頭に、駄犬まさお、 受付嬢ゆるぽよ、獣医キムラノタグヤ、 センター落合夫人含むキラキラマダム(むげんだい)、見知らぬ男一名が入室して来たのだ。 「皆さん!ブラボーー! そして、驚かせてごめんなさいね雨宮辰三さん。 ほら出てらっしゃいエリカチュロス!」 「なぬ?エリカ‥なぬなぬ??」 辰Gよ、呆気に取られるのはまだ早い。 そこへ着替えを終えたチロリーヌが姿を現した。 「両翼装着完了!」 「‥なんてこった‥」 辰Gの目が点になるのも無理はない、そこに現れたのはギリシャ神話専属の、羽を持った一頭の馬だ。 それにしては、かなり小さいな? 「この館は、神々の別荘なんですよ。何かと 超越した天上界も毎日だと正直、飽きが来ますわ。 刺激を求めて時々、地上に遊びに参りますの。 エリカチュロスはペガサス界のトイ・プードルと 呼ばれているトイ・ペガサスです。 見事なプードル成りすましでしたね、 エリカチュロス!ブラボーー♪」 『ドッグフードはエリカ、 マジでキツかったんですけど〜 エリカやり遂げました!』 「雨宮辰三さん貴方は今日、見ず知らずの変な犬の 為に打算を捨て、本気で祈りを捧げましたね! 男気を振り絞って治療代も払いました! Googleアースでたまたま貴方を発見、観察して おりましたところ見事、我々の期待に応えて下さい ましたので、本日はご褒美差し上げましょう。」
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