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そこで、可能の女神がリモートON!
瞬時に辰Gの眼から溢れ出る涙‥それは、
ふわふわした雲の上で羽衣を纏い何匹かの犬と
戯れている、辰G最愛の妻、初美の動画が
UPされたから。
「あなた〜元気にしてる?私は今、こちらにに
召されてきたペット達のお世話をして毎日楽しく
暮らしているわ〜。いずれ、あなたが来る日を
楽しみに待ってまーす。今すぐはダメよ〜ちゃんと
お役目果たしてからね〜大好きなダーリンへ♡」
手でハートマークをカタチ作って小首を傾げる初美。
ストレスフリーになったせいか十歳は若返って
見える。
ひとしきり男泣きした後、気を落ち着けた辰Gは
面々を見渡して言った。
「あの‥この中に、1人知らない方が居るんですがね?」
「あ、この方不動産屋さんのAさん。私共の
地上での物件探しのお手伝いをお願いしてますの。
昨日、雨宮さんちの大家さんがご機嫌だったのは、
Aさんがすごく条件の良いお話を持ちかけたから
ですよ。」
なるほど、神々のなさることに抜かりはない‥。
「‥そろそろお暇しなければ‥うっかり長居を
しちまいました‥今日のことは決して忘れることは
ありませんや‥私みたいな者の為に、皆さんで色々、仕組んで下さって、初美にも会わせて下さった‥
感謝の言葉もございません。
誠に有難う御座いました。」
すると、
『辰G〜帰っちゃヤだ〜』と飛び跳ねる、
任務を終えると急に甘えん坊さんになっちゃう
エリカチュロス。
『だるまさんごっこ♪したい〜』
「そうだわちょうど今、
じゃじゃ馬エリカちゃんのお世話係、約1名募集中
だったかしら?ね?雨宮さん良かったら
週5でいらしてくださらない?」
「やっちゃいなよ!辰Gー。
女神様からのお願い、なんて
そうそうあることじゃないんだしさー。」と
タグヤ先生の推しが今回もキマッター!
end
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