あいつとわたし

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ま、 とりあえず一之瀬の無駄に あふれる色気は置いといて。 話戻すんだけど、 うん、 誰が他のクラスの掃除まで したいとか思うかっ!! 一之瀬のヤロー、 平然と恐ろしいこと 言いやがって、 そんなこと言ったら 今度から3組に来るたびに 先生に「掃除しろ」とか 言われかねないでしょ! しかも先生、 「神田、まじか先生嬉しい」 とか冗談でも言わないで!! 掃除しないよ??汗 わたしが慌てて先生に 「そんなのしません!」 って言い返してると、 一之瀬がクスッと笑って こっちを余裕綽々の表情で 見下ろした。 「ま・・・確かに神田って 来ても役に立ちそうにないな。 こいつ手より口が よく動くタイプだし。」 ・・・・・・・・・。 こ の 野 郎 (怒) 「一之瀬うざっ!! わたしだって掃除するとき ぐらい黙るもん!」 「ふーん・・・・・、 じゃ、掃除するとき以外は 黙ってられないんだ?(笑)」 「はいっ!?」 ~~~~~っっ(怒) ニヤニヤしていうな!(泣) わたしが歯ぎしりして 一之瀬を見上げると、 一之瀬は 「俺、関係ありません、 あれ、神田なにキレてんの?」 みたいな顔して、箒を さっさか動かしてた。 む~~~~~~っっ(怒) こんな感じで、いっつも 一之瀬はわたしの揚げ足を 取ったり、憎まれ口を 叩いたり、完全にわたしを コケにしてくれてる。 一方のわたしは一之瀬の 手のひらの上で転がされてる 感が否めないわけだけど。 こうやって一之瀬と お話してるの、 悔しいけど、嫌いじゃ なかったりする。 くそ~っ・・・・・・!
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