TENET 考察(推測)

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疑問3 序盤の筋トレ、意味理解できるかた教えて下さい。 来るべき日に備えているようですが、そもそもなんのために引きこもって筋トレしているのかわからない。と、初見も、今も思っています ただ、風力発電。ということから、少し深く考えてみると、セイターは放射能汚染が強く自然が人間を滅ぼすと理解している対比として、過去と現在が重なることによる対消滅を防ぐための引きこもり期間に、共存ができていた象徴の自然を組み込んだのではないか。と、考えられないかな。と 引きこもり期間も推測なんですが、彼が待機している時間軸にはもう一人の彼がいるはずなので、自分が動きたい時間まで待たなければならないはずなのです 主人公は過去の上書きは未来の上書きになるという思想っぽい(キャットを助けたことから推察)ので、風力発電などの自然エネルギーとの共存は、核依存からの脱却を目論んでいる暗示ではないか。と、考えられます しかし、そこには彼しかいないため、賛同者はおらず、未来の改変は不可能だったのではないか。と、暗い未来の暗示にも思えてなりません もし、過去の彼が無知ではなかったら、一人だけTENETが異なることになります。なぜならニールは未来を変えようとはしないからです。彼は過去から未来に干渉しようとしますが、結局はニール離脱によって組織が空中分解し、一人で戦う未来となり、世界は緩やかに終わる。ということではないか。と、考えてしまいました。 疑問4 作中、キーアイテムかといいたくなるほど(ある意味キーアイテム)、ゴヤの贋作とトマスという姿なき人間がでてきます ここで気になるのは、なぜゴヤなのかです ダ・ヴィンチでもいいし、SFならゴヤじゃないだろ(偏見)がありますが、ゴヤには、「我が子を食らうサトゥルヌス」というこれで自宅の壁を装飾しようとか病んでんな?っていいたくなる、黒い絵シリーズの一作がありまして、こちら、「予言で子供が俺を殺すっていってたから生まれたら餓鬼は俺が食う」といった絵画があるんですが、当時のスペインでは戦争と革命が重なっていて多くの若者がなくなりました。絵画はその寓意ではないか。という見方が有力だったはず。すみません。曖昧で さて、本題に戻りますが、これを踏まえ、さらに贋作へのこだわりを考えてみます。 キャットは贋作画家との関係により、「自由を奪われた」とあり「子供は諦めろ」と脅され「子供と引き裂かれていく」状況に追いやられています。では何故そうなったか セイターは「未来がわかる」と、さらっと脅し文句に使っていましたし、実際未来の地球、人類の様子をしっている発言があります。さらに「子を作ったことが最大の間違い」となると、ゴヤの絵画と結びつけ、マックス(ニール)に殺される未来のセイターが存在したのでは?と、考えられます ただし、ゴヤの絵画は贋作のため、マックスも贋作つまりは贋作画家との子供であるのではないでしょうか? セイターは放射能汚染により生殖機能に問題があり、子を成せないコンプレックスから加虐趣味にはしっている可能性もあるので、マックスが自身の子だかずっと疑問に思ったのではないでしょうか? そのため、家庭の異物と考えて排除を試み、ニールに殺される未来があったとすると、逆行し、マックスがキャットを恨むような発言を繰り返し、遺伝子検査による血筋の証明をおこなうことで、自身で終わりを決められるようにした。彼にとっての死は確定だったため、子ができたことを喜ぶ自分と裏切ったキャット、トマスなどすべてを消し去ろうとした結果なのではないか?と思います なぜ、ニールに殺される未来が存在するか。ですが、トマスとの関係はキャットにとってセイターの武器売買と同様。できのいい贋作を売り払い利益を得るためのものだった。が、それは肉体関係から子供を宿したことで失敗(自由を奪われる)。セイターの子供として産むしかなくなるも発覚。父親であるトマスは拷問(喉をさき玉を詰めるような)を受けて殺されてしまう。ニールにとっては、トマスはキャットから利用され、セイターに殺された被害者なので二人に憎しみがあったのではないでしょうか? キャットの執着は、自身の犯した罪の発覚を恐れて息子を手元においておきたいが、セイターはあえて引き離し憎しみを植え付けていく 先述したニール自殺願望説は、この歪みの中にはニールが心を許す主人公がいないので、自分が産まれなければ。が根底にあるように思えます
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