シーン1

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シーン1

東京・秋葉原にあるコンセプト・カフェ(メイドカフェ)の店内 ミニスカートの制服のピピが、鞠夏を含む4人の同じ制服の従業員に声をかける ピピ「さあ、開店よ。みんな準備はいい?」 場所の描写 白黒の正方形が互い違いに並ぶリノリウムの床 L字型のカウンターに10の席 カウンターの奥に上が丸い通り抜け空間、カーテンで中が見えない カウンターの後ろに、向かい合って座る椅子2つのテーブル席が5 内装はお菓子の家の内部のイメージ 壁一面が、ビスケット、板チョコ、キャンデイーの表面などの形と色になっている ピピ「特にマリリン、初日なんだから気合入れていこう!」 毬夏、ピピの視線が自分の方を向いている事に気づき、左右を見回す ピピ、額に手をあてて「毬夏ちゃん、あなたの事。自分のキャストネームでしょ!」 毬夏「ああ、そうでした! すみません!」 他の二人のキャストはクスクス笑い それぞれ、テーブルやカウンターにメニューを置く作業に取り掛かる 毬夏はトイレの備品チェック 鏡に映った自分の制服姿をあらためて見つめる 明るいブラウンのミニスカートの制服 頭には白いフリル付きのカチューシャ 毬夏「ううん、改めて見るとちょと恥ずかしいな」 ホールへ戻りながら、毬夏モノローグ 「どうしてこういう事になったかと言うと」
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