心のレンズ 9

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心のレンズ 9

4990b464-e0d9-4d35-ad43-4c6cbf7afc20 写真1 c4892e21-366e-4073-af02-4bc478eba89e 写真2 2m以上もある  巨大なヤナギランの群生が 夏の山を明るく飾っていた 青空に伸びゆく花の 倒披針形(とうひしんけい)裂片(れつへん)は まるで天国へ上り行くための梯子(はしご) 花の先で トンボが 心地よさそうに風を受け 花の周りを舞い飛ぶ 蜜を求める蜂たちの 微かな羽音が夏を歌う 花と 虫と  緑に燃え立つ草木と 共に見上げる 夏空の青さ 共に萌える命としての陶酔 ※倒披針形(とうひしんけい)とは 植物の葉などの形を表わす語。披針形をさかさにした形。 ※裂片(れつへん)とは 分裂葉の切れ込みが入った部分のこと。葉でなくても、花びらの場合なども裂片という。「れっぺん」とも読む。 ∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻ 思うのですが・・・ 何かに陶酔している時 魂の 境界線が緩んで  自我がすうーっと薄れ 気化してしまう絶頂感 瞑想の真髄と よく似ている どちらも 完全に時間を超越している
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