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心のレンズ 9
写真1
写真2
2m以上もある
巨大なヤナギランの群生が
夏の山を明るく飾っていた
青空に伸びゆく花の
倒披針形の裂片は
まるで天国へ上り行くための梯子
花の先で トンボが
心地よさそうに風を受け
花の周りを舞い飛ぶ
蜜を求める蜂たちの
微かな羽音が夏を歌う
花と 虫と
緑に燃え立つ草木と
共に見上げる 夏空の青さ
共に萌える命としての陶酔
※倒披針形とは
植物の葉などの形を表わす語。披針形をさかさにした形。
※裂片とは
分裂葉の切れ込みが入った部分のこと。葉でなくても、花びらの場合なども裂片という。「れっぺん」とも読む。
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思うのですが・・・
何かに陶酔している時
魂の 境界線が緩んで
自我がすうーっと薄れ
気化してしまう絶頂感
瞑想の真髄と
よく似ている
どちらも
完全に時間を超越している
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