山荘にて

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 馬に乗って戦場に立つために今日の私は軽鎧付きのパンツスタイルだ。  面倒な服を着込んでいる私を脱がせるレギアスがなんだか一生懸命で……  服なんてビリビリに破かれると思ったのに、ちゃんと後のことを考えてくれているのがわかったら怖くなくなってきた。  真剣な表情が……見てるとドキドキする。  苦労して防刃仕様のコルセットを外しショーツも脱がせて私を裸にすると、彼は自分の上着とシャツを脱ぎ捨て、鍛え上げられた上半身の肉体美をあらわにした。  恥ずかしくて顔をそむけると、彼はベッドに座る私の肌の感触を確かめるようにぎゅうっと抱きしめ、首筋で大きく一呼吸すると唇を貪りながら私を押し倒す。  恥ずかしさと激しいキスで息もできずにいると、レギアスの手が私の胸にのびて両乳房を包みながら先端をフニフニとつまんだ。 「んっ、んんっ……」  体がザワザワして落ち着かず、レギアスの腕を押して抵抗を試みるもやはりビクともしない。  唇を離し獰猛に嗤うレギアスは、さらに手と口の両方で胸を攻め立てた。  乳房のすみずみまで温かい舌が這い、唇が吸いつき、最後とばかりに先端に歯を立てられると、こらえきれずに声が漏れてしまい羞恥でおかしくなりそう。 「ん、あっ、ああ……あっ……」
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