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昔は同じくらいの身長だったのに、伸びすぎだと思う。悔しい。
「ちょ、こら。ダメだよレティシア」
「私はレギアスともっとキスがしたいの!」
「だ、だからそうしたら俺はキスだけじゃ済まなくなっちゃうから……」
レギアスは顔を赤くして逃げるように体を後ろに引いている。
離れないでって言ったばかりなのに!
「なによ。したいならすればいいじゃない。私は嫌がったりしていないわ」
「う、だって朝方まで散々したばかりなのに……体、つらくないの?」
このために聖印を刻んでもらったわけではないけれど、おかげでかなり回復している。
サラには隣の部屋に移ってもらったし、先程の会議でもすぐ近くに座っていたから、聖印の効果は最大に近い状態だ。
「ちょっとダルいけど、平気よ。どうせ今日はもう予定が無くなっちゃったし、明日からは忙しくなるのに。私はレギアスにたくさん触れたいの!」
「ねえ、なんでそんなにかわいいの? レティシア。もしかして俺の精を吸い尽くして殺そうとしてる悪魔だったりする??」
「あ、悪魔はレギアスでしょう!? 私はこれでも聖女って呼ばれているんだからっ!!」
「へぇ、聖女様がこんなに淫乱とはねぇ……」
「いっ……いんら……」
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