献花

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「へえ、何? 言ってみなよ」 「あのね、あの……昨夜みたいにレギアスに優しく抱きしめられながら眠りたいなって……」 「それは……すぐに眠りたいって意味?」 「うん、今日はかなり疲れちゃったから……ダメ?」 「ふ、ふふふっ……悪魔に願いごとをするなんて、レティシアは勇気があるね」  え? なに? なに言い出したのこの人…… 「レティシア、願いには必ず代償が必要だって知ってるかい?」  妖しげに瞳を光らせて薄笑いを浮かべる悪魔モードのレギアス。うん、怖い怖い。  なんだろう、今そんな我慢をさせたらあとで後悔するほど抱き潰してやるぞとか、そういうことかしら…… 「ん、知らない……おやすみレギアス」  私はレギアスの胸に抱きついて目を閉じた。いい匂い、すぐに眠れそう…… 「こ、こらレティシア! ……ぐっ……今日だけだからな! 二度とこんな我慢なんてしないからな!!」  なんか怒ってる……可愛い……  レギアスの胸の中で眠りに落ちていく感覚、気持ちいいな…… 「ホントに寝るのかよ……レティシアずるい……」
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