山荘にて

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「レギアス様、耳っ、ダメ、あ……ダメなの、ダメぇ……」  私はレギアスの左手にすがりつき、手のひらに顔をうずめた。  目の前にある黒い革が邪魔で、半ば無意識に手袋を外そうとして…… 「ダメだ!」  大きな声に驚いてレギアスの顔を見ると焦ったような表情で……  次の瞬間、脇腹に強く噛みつかれた。 「――――――!!!! いっ、いた……痛い!!!!」  あまりの痛みに全身が硬直し、目の前がチカチカする。私は荒く息を吐きながら全身が震えて気が遠くなった。  レギアスは嗤いをこぼしながら噛み跡をべろりと舐めると、少し場所をずらしてまた噛み付いてくる。 「いっ、ああっ! 痛いのっ! やめて、やめてぇ!!」  レギアスが噛み跡に吸い付いてくるからいつまでも痛みが消えず、私はまた情けなく泣き出してしまった。 「も、もうしないから……許して、ください。っ……お、お願い、します……」 「違うだろ? 痛いの、好きなんだろ?」 「ち、違う! 違います!!」  私は泣きながら何度も首を横に振った。 「へえ、じゃあなんでさっき噛まれながらイったんだ? 潮まで噴いて」 「そ、そんなの、ち、違います……ち、ちがう、違うの」  レギアスは邪悪な笑みを浮かべてクツクツ笑うと、さらに指を増やして私の中をグチャグチャに掻き回した。  ジュプジュプと卑猥な水音が部屋に響く。 「こんなに溢れさせながらギュウギュウに締め付けて、体はもっと痛めつけて欲しいって言ってるぞ?」
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