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「レギアスと……しても大丈夫かしら?」
クリスティーヌが女性で良かった。いまも恥ずかしくて顔が赤くなっている自覚があるけれど、男性だったら聞ける気がしない。
あとドラゴンたちがいなくて良かった……
クリスティーヌを見ると渋い顔をしている。
「そうですねぇ……まだ完全に終わったわけではないので1日様子を見てほしいというのが正直なところですが……聖上自身は、したいのですか?」
「え!?……それは、その…………………………わたくしも、したいわ……」
な、なんでこんな辱めを受けなければいけないのかしら……顔が熱い……泣きそう。
「聖上はあんな乱暴な行為がお好きなのですか?」
「え!? ち、違うの!……レギアスはいつも乱暴なわけじゃないのよ。本当よ?」
部屋中の視線がレギアスに注がれている気がする。
レギアスはというと近くの1人がけソファで所在なさげにしながら目を逸らしている。
「そうですね、乱暴はせずにゆっくり優しくいたわった行為ができるなら少しだけ許可しましょう」
「わ、わかった。優しくする」
「いいですか? 少しだけです。何回もしてはいけません。できますか?」
「……せ、せめて3回くらいは……」
「では短いのを2回だけ。これ以上は譲りません」
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