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「あ、あれ?レティシア、もしかしてのぼせた?」
喉が、冷たくて気持ちいい……
「ケホッ……ケホケホッ……」
と思ったら気管が苦しい……
「レティシア、やっと目、覚めた? 大丈夫?」
「ん、……レギアス……」
「湯あたりしたんだよ。クリスティーヌ特製のレモネード、もっと飲む?」
あ、口移しで飲ませてくれてたのか……
「ん、自分で飲む……」
レギアスはベッドの上で私をヘッドボードに寄りかからせてストローを口に運んでくれる。
「美味しい。ありがとうレギアス」
「ちょっと張り切り過ぎたねレティシア」
そう言われてさっきの浴室での自分を思い出してしまった。
「あ、熱くなるからやめてよ……」
「ふふ、嬉しかったよ俺。でもクリスティーヌが今日はもうダメだって」
「あ、……ご、ごめんね?」
「滅多にない積極的なレティシアが見れたし、頑張って我慢するよ。でも、明日からはいっぱいするからね?」
レギアスは私のおでこにキスしてニコニコしながら私を見つめている。
さっきのがよっぽど嬉しかったらしい。良かった。
「レギアス、大好き。大好きよ」
レギアスに抱きついて胸に顔をすり寄せながら愛を囁くと、嬉しくて全身が喜びに包まれたみたいにポカポカする。
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