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「……頑張って……」
「ちょ、こらレティシア! 寝るな!」
レギアスは胸に手を置いたまま耳を舐めてきた。
指は胸の頂を優しく撫で、私の体がピクリと反応する。
「耳、ダメぇ……」
「レティシアのダメはイイってことだろ。耳、そんなに好き?」
「レギアスが、好きなの……」
「そ、そういう話じゃないんだけど……嬉しいよレティシア。頑張って目を覚ましてあげるからね」
やる気を出したレギアスは優しく優しく愛撫を続け、夢うつつの私を朝まで好きにした。
あんまり優しいので物足りないとか思ったのは内緒だ。ヤキモチ妬いてたはずなのにクリスティーヌ効果ありすぎ……
次の日、公務の合間に今度はレギアスが迫ってきて、嫌がると昨日のことを持ち出されるという羞恥プレイが始まった。
「あ、あのねレギアス。私、見ての通り手紙を読んでいるのよ。集中させて欲しいの」
「昨日は俺、レティシアがねだるから休憩中ずっとキスしたり色々サービスしたんだけどなー。俺が同じことねだっても応えてくれないなんて……もしかして俺達、対等な関係の恋人同士じゃなかったのかな。俺って下に見られてるのかな……悲しいな……」
時を戻せるなら昨日の私に忠告したい……絶対に自分からは迫るなと。昨日以前にも迫ったことがある気がするけど知らない。
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