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「会えるに決まってるよー」
「だって私たちに会ってるし!」
ハッと我に返った。
その通りだ。この子狐たちと話しているのさえ、強烈な出来事のはずである……息子の描いたイラストの姿なので、つい馴染んでいた私だった。
「そうじゃん……なんで? なんで私、子狐ちゃんたちとも今こんな風に話せてるの? 子狐ちゃんたち、本当に清高稲荷大明神さまの眷属さんなの?」
「タヌキ顔なのにせわしないな」
「誰がタヌキか!」
子狐はモッフモフの尻尾を左右に振りながら、楽しそうに続けた。
「もうずっと前からママと一緒にいるよ♪ 清高さまがつけてくれたの」
「この特別な場所でトヨウケヒメさまが接続してくれたから、一気に私たちともつながったんだよー。きっと♪」
……か、感激。
清高稲荷大明神さま!!!
って、その説明ゼロでしたね。すみません。テンパってしてしまい……
清高稲荷大明神さまは、高野山にいらっしゃるお稲荷さま。
2017年6月1日に清掃奉納で訪れたことがきっかけで、今では世話人さんファミリーとも大の仲良しでお世話になっている "My 神様" ♡
その高野山から、この可愛い子狐眷属さんたちは来ているらしい。
「ねえねえ、清高稲荷大明神さまってどんな方???」
「優しいよー♪」
「最高だよーー!!」
ちょっとーーー!
めっちゃ会いたいやん!!
「……会いに行けばいいじゃん」
「会いたいなー♡ 清高さま♡」
「行こうよ、ママ! 今から♪」
いや、無理っしょ。だってここ、六甲の高取山山頂ですゼ。
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