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赤と白の記録①
今日は初めて成瀬が蜂谷の家に泊まりに来ている。
蜂谷は高校生ながら、一人暮らしをしている為親の目などを気にする必要はなかった。だが一応は教師と生徒。親密な関係である事は周りに悟られてはいけない。
その為、2人は今日の事を外で話すことはしなかった。
「あー!なるちゃんが家にいる幸せ〜!」
「はしゃぎ過ぎだよ、蜂谷くん。」
「だってさぁ、初めてなんだぜ?嬉しいに決まってんじゃん!」
「そ、そうだね。ボクも……その、嬉しいよ。蜂谷くんの部屋、蜂谷くんの匂いがして落ち着く。」
にへっと笑った成瀬は珍しく素直にそんなことを言った。普段はこんな事絶対に言わないのに、2人きりで周りを気にせずに過ごせる事が嬉しくてついそんな事を言ってしまった。
こんな事を言うなんて珍しいと蜂谷も最初は驚いた顔をしていた。けれど、直ぐに成瀬に飛びついて抱きついた。
「ちょ、蜂谷くんっ……わっ!」
突然の事で成瀬は支えることが出来ず後ろに倒れ込む。
背中を少しぶつけたが、それほど痛くなかった。いや、痛みが直ぐに吹っ飛んでしまったのだ。
「なるちゃん……」
真剣な眼差しで、普段しないようなキリッとした顔をして成瀬を見下ろす蜂谷。
普段ヘラヘラとしている事のギャップを見せられ、成瀬の胸は高なった。
「は、ちやくん……」
暫く見つめあっていたが、成瀬がゆっくりと目を閉じた。それはキスを待つ、そんな雰囲気だ。
「なるちゃん、好き。」
蜂谷は身を屈めて、成瀬の唇にゆっくりキスをした。最初はちゅっと軽くか合わせるだけのキスを数回、それから蜂谷らゆっくりとしたで唇をなぞる。
成瀬は条件反射で口を開けて珍しく自分から蜂谷の舌に絡ませる。
「んんっ、ふぅ……はぁっ……」
「なるちゃん、今日どうしたの?積極的だね。」
蜂谷は嬉しそうに言いながら成瀬の髪の毛に指を絡ませる。
「今日は、なんか……そんな気分。ボクがこんなのだとイヤ?」
少し不安そうな瞳で見つめ成瀬は尋ねた。
「嫌なわけないじゃん。嬉しい。なるちゃん、もっとしてくれよ……」
蜂谷の言葉に成瀬はコクリと頷き、今度は成瀬の方から腕を伸ばし首に抱きつきながらキスをした。
やはり今日はいつもと何処か違う成瀬。
キスを交わしながらやんわりと蜂谷の股間を揉みしだく。
「んっ」
微かな刺激に蜂谷はピクリと肩を震わせる。
「んっはぁ、はちや、く……」
「……なるちゃん」
「今日はボクが……するから……」
そう言うと成瀬は蜂谷のスウェットを下着ごとずり下げる。
半分ほど勃ちあがった蜂谷自身が顔を見せるとすぐさまパクリと咥え込む。
「な、なるちゃ……」
普段ならこんな事しないのに、本当に今日はどうしたのかと蜂谷は困惑した。嫌な訳ではなく寧ろ大歓迎なのだが、こうも違うと焦るというか、なんと言うか……。
「んんっ、ふっ、んむっ……」
先端やくびれ部分を熱く湿った舌が絡まる。存分に先端部を味わったあとは前髪やメガネが先走りで汚れるのを気にせず、竿部分を下から上へと何度も舐め上げた。
「うぅ……なるちゃっ」
「はひやふん……ひもひいい?」
上目遣いで見つめ、口に含んだまま言葉を発する。その不規則な動きに蜂谷のソレは感じ、かなりの硬さに育った。
「すご……さすがに若いね……」
蜂谷のソレはもう臍につきそうなくらい反り立ち、成瀬の唾液と己の先走りとでぬらぬらと濡れ、卑猥な照りを見せていた。
「なるちゃん……」
息を荒くし、どう猛な欲望を孕んだ目で蜂谷は成瀬を見つめた。
何が言いたいのか、そんなことは言わなくても成瀬には分かった。
「ん、いいよ。」
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