−第二章−この瞬間を生きて

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−第二章−この瞬間を生きて

 数ヶ月経過した今も小説は書けないが、なんとか暮らしていける仕事を みつけた。 それは、エッセイストという職業。 毎週、雑誌に載せるちょっとした日常生活のエッセイを書く。 最近は、新聞にも連載させてもらえる ようになった。 給料は、それなりに安定してきた方だと思う。 それでも、貰える金額は毎月違う。  小説が書けなくなったぶん、苦しんだだけ、泣いただけ見えない力となった。  何かを伝えるという意味では、共通点はある。 形は違っても思いは変わらない。  この仕事を始めて良かった。 誰かに喜んでもらえる、笑顔にできる、感動させられるから。 今日も書く。 また取り留めの無いことを。 それが、俺の人生であり仕事だ。       
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