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「落し物を拾ったのだから、5%以上、20%以下に相当する額が貰える権利があるはずよ!」
私の当然な主張に警察官は汗をふく。
「い、いや〜確かにそうなんですけどね」
せっかくあんな高価なものを拾ったのに、どうしてはぐらかそうなんてするのかしら。
「何がいけないのよ!報労金の額は、落とし物の価格準拠なはずよ!」
「で、ですからそういうことではなく……」
周りの視線を感じる。落とした方が悪いのに、これじゃ私が悪いみたいじゃない。
「遺書を拾ったのだから、遺産の一割よこしなさいよ!」
三億円の遺産、一割でいいからちょうだいよ!
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